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北欧、デンマークの首都コペンハーゲンで北欧伝統の「ミニマルデザイン」を高品質のままお手頃な価格で届けたいというビジョンの下 2017年に創設した腕時計ブランドのノードグリーン(Nordgreen)。日本ではまだまだ認知度が低いかもしれませんがすでに7ヶ国語のウェブサイトの運営管理、130カ国以上の物流経路を持ち、営業2年で17億円の売り上げを達成するなど、北欧時計の代表格として名乗りを挙げています。
そんなノードグリーンですが、ネットで検索するとダサい、怪しい、ステマなどのキーワードが目につくのではないでしょうか。私は製品やデザインが気に入ったのですがこういった評判のせいでなかなか購入する気が起きませんでした。
今回はなぜネット上にこういったキーワードが散見されるのか考えてみました。ノードグリーンが気になっている方は参考にしてみてください。
コンテンツ
ダサい、怪しい、ステマ・・その評判の理由は
広告や宣伝が多すぎる!
結論から申し上げると、メーカーのブランディング施策が集中し、広告や宣伝が多すぎるのが1番の原因だと思います。
nordgreenの時計のデザイン好きだけど。一回ホームページ見たら狂ったように広告出るせいで嫌いになりそう
— 永江 (@Rasnar) January 16, 2021
新しい腕時計買おうかと思って、たまたま頭に思い浮かんだノードグリーン検索したせいで今日一日ノードグリーンの広告ばっか出てくる。
— Takuto (@arc_takuto) August 2, 2021
ノードグリーンも3年で大きくなったなー…めちゃめちゃ広告出るやん。
— グッチー(-ω)/ (@gucci_34drift) November 2, 2020
3年間、ずーっとフィロソファ欲しいと思ってるけど結局買ってないw
いつか欲しいな pic.twitter.com/6sYGwxVdk2
この気持ちとてもわかります。私もノードグリーンが気になり一度ホームページに訪問した後、Googleやニュース系のアプリにノードグリーンの宣伝が頻繁に出てくるようになりました。
時計の購入を検討していて、数ある候補の中からノードグリーンもいいかな〜と、興味本位でホームページや評判を見に行っただけなのに・・。何か後を追い回されているような気持ちになりました。
前述の通り、ノードグリーン(Nordgreen)は2017年に創業しその後急成長を遂げており、他の北欧時計を追従するとても重要な時期だと思います。そのため、マーケティングに投資し露出を増やしブランディングを向上させると言う企業努力の部分なのかもしれません。そのあたりは企業として正しい戦略だとは思いますが、北欧時計ブランドとしてまだ確固たる立ち位置の確立ができておらず、知名度もこれからという状況での広告は少し怪しく、ステマなどと感じてしまうのかもしれません。
ネットやSNSを見ていても、時計自体がダサいと感じている人はほとんどいませんでしたが、時計意外のところでの評判がイマイチになってしまっていることがとても残念に感じました。
ノードグリーンはブランドとして実際どうなの?
では実際にそのブランド力はどうなのでしょうか?
実はノードグリーン(Nordgreen)はブランド力が他の北欧時計に比べて突出しています。まずノードグリーンの共同創業者であるバジリさんとパスカーさんは期待の若手CEOとして2019年のForbs Under30に選出されています。
ノードグリーンの大きな特徴の1つに、最近日本でも注目されるようになったSDGs(サステナブル)への取り組みがあります。ノードグリーンの腕時計を購入すると3つの慈善活動(健康・教育・環境)のうち1つを選び、代金の一部を寄付できる社会貢献プログラムはこのForbs Under30だけでなく多くの団体、メディアから支持を得ています。北欧らしい素晴らしい取り組みですよね。
また時計に関しても妥協がありません。ノードグリーンを好きになった方の多くは、その素敵なデザインが気に入ったのではないでしょうか?それもそのはず、ノードグリーンのチーフデザイナーであるヤコブさんはニューヨーク近代美術館(MoMA)に常設展示も所有する有名な北欧デザイナーです。ミニマム・シンプルを基調に、デンマークの文化や思想を取り入れとてもこだわりが詰まったデザインになっていると思います。
サステナブルな社会貢献への取り組みとプロダクトへの確かな自信によって、ノードグリーンのブランド力は対外的に非常に評価が高まっています。
成長途中のためどうしても宣伝などは多くなってしまいますが、それもメーカーサイドの本気度と受け取り、少しでもいいなと思った「時計」に目を向けて考えるのもありかもしれませんね。
ノードグリーンの「時計」は本当にダサいのか?
ノードグリーン(Nordgreen)のネット上の印象やこだわりの詰まったブランド感はなんとなくわかったところで、肝心要の「時計」のクオリティはどうなのか、ダサいのかをみていきましょう。
デザインの話はすでにさせて頂きました。時計を購入するときに選ぶポイントは色々ありますが、私はデザインと値段を重要視します。ノードグリーンのデザインはシンプルの中にもこだわりがある品のある大人の時計という印象があります。みなさんもノードグリーンのデザインが気に入って購入候補に入っているのではないでしょうか。北欧時計はシンプルなものが多いですが、その中でもノードグリーンは安っぽさがなく洗練されています。無駄な機能や模様を削ぎ落とし、他のファッションを邪魔せず存在感を出すことができる時計はそうあるものではありません。
定番は「Philosopher」「Pioneer」「Native」「Infinity」の4種類でしょうか。そこに季節限定の製品が加わります。男性の本命は「Philosopher」「Pioneer」と、よりシンプルを追求すると「Native」も良さそうです。シンプルな時計を探している方は必ず目を通しておいた方がいいものばかりとなっていますね。
シンプルの中にキラリと光るデザインを見ていきましょう。ノードグリーンはデザインについてものすごいこだわりを持っています。先に紹介したデザイナーのヤコブさんはデンマーク出身の超大物。多くの受賞歴を持つヤコブさんは職人気質があり、細部のデザインまで抜かりなく、時計に散りばめられたメッセージは聞いて感心するものばかりです。
一例ですが、例えばPioneerは秒針の先が赤くなっているのがわかりますでしょうか。これは環境問題に先進的に取り組んでいるデンマークが風力発電に力を入れているところからきています。風力発電はタービン(羽の部分)の先が赤くなっており、デンマーク出身のヤコブさんはそこからインスパイアを受け、ノードグリーンは環境問題に対しても先駆者になっていくんだと言うメッセージがこの時計に組み込まれています。
他の時計も細かいところまでこだわりが詰まっています。こういったデザイナーのメッセージを感じさせてくれる時計は何か自分を高めてくれる気がしてきますね。
ノードグリーンの時計の価格帯は2万円〜3万円がメインとなっています。正直この価格帯の時計は安かろう悪かろうですぐに壊れてしまったり、ぶつけるとメッキが剥がれたり、ガラスが傷んだりしてしまいます。ノードグリーンもいわゆるスイス製の何十万もする高級時計と比べるとどうしても見劣りするでしょう。それは値段的にも仕方がないと思います。ネットの評価を見ていてそういった高級時計を保有している方がノードグリーンを批判している口コミがありましたが、比べる対象が違いすぎるので「それはないだろ・・」と思ってしまいました。
ノードグリーンは手の届きやすい価格帯でありながら注目すべき仕様が数多く採用されています。
- 316L ステンレス鋼で頑丈なフレーム
- ガラスは最も硬く傷がつかないとされるサファイヤクリスタル
- ムーブメントは日本製の高品質なクオーツを使用
- 耐水性 3~5ATM防水で日常の水濡れも安心
これだけの素材を組み合わせて作られた時計でこの値段であれば納得だと思います。他の北欧時計と比べても全く引けを取りません。素晴らしい品質なので、デザインが本当に気に入ったら購入候補に入れておいても問題ないでしょう。
人それぞれ好みはあると思いますが、デザインとコスパは間違いないと思います。「ダサい」というのは比べる対象が間違っていたり、そもそもの広告や宣伝がちょっと「ウザい」のではないでしょうか。時計そのものに目を向けてしっかりと見つめ直すと、やっぱり「欲しい」になってしまいます。
悪い評価、口コミを紹介
いいところばかりを見ても仕方ないですよね。ノードグリーンの口コミで悪い評価(具体的には星2つ以下)を全て見てみました。
ノードグリーン(Nordgreen)さんのホームページから口コミを確認することができますが、星1つや星2つで条件付け検索をすると表示まですごい時間がかかりました笑 ノードグリーンさん見せたくないのはわかるけどちょっとずるいですよ笑
実際に見ていくと悪い評価(星1~2)を付けているもの理由はほぼ「配送」に関しての不満でした。おそらく悪い評価の70~80%が配送に関するものであったと思います。
デザインが気に入り発注しましたが、納品日程が分かりずらい!2回目購入時はメール配信が遅すぎる。デザイン及び使用感は非常に良いです。
12月27日に注文、支払いをしましたが、未だ商品が届いていません。年末年始の繁忙期か、システムエラーとのことで、1月4日に再度注文の形になったようですが、商品が届かないまま。 通常注文より2〜5日でとの表記になっていますが、1月4日から5日経っています。 一体どうしたのでしょうか?
気になったのは購入後に配送のメールがシステムエラーで届かなかったり、わかりずらいといった意見でした。メールが届かないと言う方は不安になり公式のホームページから問い合わせをしてサポート窓口とやりとりしている最中に商品が届いたと言う声もありました。
加えて多かったのは住所を間違えて記入してしまい、その修正に時間がかかると言う声でした。郵便番号、都道府県、市町村、マンション名まで全て記入するようにしましょう。海外の通販サイトを利用した方は理解があると思いますが、全ての情報が揃っていないと配送業者が住所不特定としてメーカーに勝手に返送してしまうことがあります。これはノードグリーンに限った話ではなく一般的にそういうものです。購入者側も注意しましょう。
また、繁忙期は人手不足で納期が遅くなる傾向があるようです。この辺り、ノードグリーンにはしっかりと対策と改善をしてほしいですね。
またその他の悪い評価・口コミとして以下が挙げられていました。
- 梱包に汚れがある
- 日本語の説明書がない
- サイズ感がわからなかった
- ベルトのメンテナンス方法が書いてなかった
・・・サイズやベルトのメンテナンスはネットを調べれば出てくるのでこれで星1にされるのはノードグリーンがかわいそうかなとも思いましたが、世間の厳しい意見としてしっかりと受け止めてもらいましょう。
以上、悪い評価や口コミを紹介いたしましたが、正直配送の部分はノードグリーンのせいではなく配送業者が悪いのでは?と思うものが多かったですし、星1の評価がものすごい多かったわけではありません。なのでそこまで気にする必要はないかなと思います。
むしろ私が目についたのは日本人サポートの対応です。みなさんも評価のページを見ていただければわかりますが、ほぼ全ての口コミにコメントしています。
しっかりと口コミを見て、お客様の声に耳を傾けて、改善していこうという姿勢が感じられます。
また、このようにきちんと日本人スタッフが問い合わせに対応してくれる点もノードグリーンのいいポイントだと思います。返品や修理などはもちろん、なんと購入前の相談もできるそうです。デンマークの営業時間に合わせた時間帯の対応となりますが、日本時間で16時30分〜22時はチャットやメール、通信料金無料の電話対応も全て日本人が日本語で対応してくれます。このあたりは非常に安心できるポイントですね。問い合わせはこちらのページから可能です、覚えておきましょう。
今はまだ会社の規模的にも小さく人手がいなくて対応が後手に回るということもあるようですが、今後数年でそういったことは改善されより高い価値での製品提供、ブランド力を付けていくのではないかと思います。
まとめ:発展途上で応援したい。時計は確かなクオリティ
以上、今回はノードグリーン(Nordgreen)のネット上で気になる評判をまとめました。
ノードグリーンは2017年に創業し北欧時計の素晴らしさを確かなクオリティと手の届きやすい価格で提供したい!という思いでビジネスを展開してきました。はやくお客様に存在を知ってもらいたい、情報を届けたいと言う思いから広告や宣伝が多くなりそれが逆に時計を検討している方々にとって情報過多になり「怪しい」「ステマ」のようなキーワードが見えてきていたのだと思います。また、2017年から2年で17億円の売り上げを達成するほどの爆発的な人気が出ていました。創業2年の企業からするとあまりの人気に、需要に対して供給が間に合わず配送面で後手に回ることがあったようです。
また、システム面や、配送業者との連携、梱包などは全てがノードグリーンのせいとは言い切れません。ネット上の評判や口コミの表面だけを見ると悪い印象を受けてしまいがちですが、その中身を一個一個みるとそこまでひどいとは思えず、いわゆるベンチャー企業として評価すればとてもよくやっていると思います。
我々が実際に手に入れるのは時計です。購入して手元に届けば対面するのはメーカーではなく届いた時計になります。その時計に目を向けるととてもクオリティが高く、高品質だと言えると思います。2万円〜3万円でこれだけ最高峰のデザイナーがデザインし、いい素材の時計を身につけることができるのはノードグリーン意外にはないと思います。手に取ると「ダサい」なんて思わず、とっても気にいると思います。このレンジの時計を検討されている方は是非参考にしてみてくださいね。