【ダイバーズではない?】購入前に知っておきたいポイント アバウト・ヴィンテージ 1926 レビュー

ダイバーズウォッチとしては非常にデザイン性が高く、そしてお手頃な値段で手にできるアバウト・ヴィンテージの1926シリーズ。

購入を検討している人も多いと思いますが、もし水辺で利用することをメインとして考えているのであれば私はやめておいた方がいいかなと思います。

逆に普段使いでちょっと水に濡れるくらいだよ、ということであればコスパが良く大満足の時計だと思います。

今回はアバウト・ヴィンテージさんから1926シリーズのいい点、ちょっと注意した方がいい点をまとめたいと思います。

水の中で使うにはちょっと注意が必要だが、地上で使うだけなら大満足の一本

水の中はやめた方がいいかも?

そもそもダイバーズウォッチとはざっくり言うと2種類の特徴があると思います。

一つ目の特徴は海の中を潜るダイバーの為に作られているということです。
二つ目の特徴は酸素ボンベを積んで何分潜った勝手なを図るための回転ベゼルがついていることです。

つまりダイビングする人が使う時計で、防水性能に特化したモデルがダイバーズウォッチの定義ということですね。水深深く潜る時に装着することを想定して作られているため、水圧に耐えられるように分厚いケースに入っていることがデザインの特徴です。海の男向けにゴツゴツしたデザインが非常にカッコいいと評判で、普段使いと併用するようになり、今では多くの方に人気のモデルになっています。

そんなダイバーズウォッチの特徴をこの1926シリーズに照らし合わせてみてみると、防水性能的にはちょっと物足りないです。

1926シリーズは自動巻(AUTOMATIC)と電池式(AT’SEA)があるのですがそれぞれ10気圧防水と20気圧防水です。10気圧防水は深いところまで潜水するという用途というよりはシュノーケリングなど浅く潜る用途では使用することができるみたいですが、それ以上の取扱は注意が必要のようです。20気圧まで来ると同じく浅瀬になりますが、プールなどで1日中付けていても大丈夫なレベル感でしょうか。

ちなみにダイバーズとしてダイビングでも問題ないと言えるレベルは30気圧防水です。

電池式の方が防水に強くはないっているようですので、もし少しでも防水がいい!と言う方はデザインが許せばそちらを購入した方が良さそうです。

以上の点から防水性能が少し物足りなく、ダイバーズウォッチというよりもラグジュアリーダイバーズという新しく流行しているモデルと認識しておいた方がよさそうです。とはいえ、デザインがカッコよく値段も3万円~になっているので、水辺での利用以外であれば大いに検討すべき時計かと思います!

比較:自動巻(AUTOMATIC)と電池式(AT’SEA)の違

ここからは1926シリーズの特徴に焦点を当ててみていきたいと思います。前述の通り、1926シリーズは自動巻(AUTOMATIC)と電池式(AT’SEA)があります。

防水性能が違うのはわかりましたが、自動巻(AUTOMATIC)と電池式(AT’SEA)の違う点も比較についても少しコメントします。

デザイン面

デザインは盤面の印象がだいぶ違うと思います。自動巻(AUTOMATIC)はベゼル部分が多き印象でゴツゴツとしていて電池式(AT’SEA)はスマートな印象です。

実際は電池式の方が0.5mだけ盤面の外径が大きいのですが、個人的には自動巻の方が大きく感じますね。文字盤とインデックスは二層構造のようになっていて三角と丸が特徴的なデザインとなっています。インデックス部分には蓄光塗料が塗られているので真っ暗なところでも時間を読み取ることができます。この辺りは深海で使うダイバーズウォッチならではですね。夜も問題なく時間が見れる点は個人的に結構ポイントが高いです。

北欧デザインを意識したダイバーズウォッチはかなり珍しいと思います。ダイバーズウォッチはゴツゴツしたイメージが先行しますが、

どこかエレガントさが加わって”おしゃれ”な印象です。ガラスにはダイヤモンドに次ぐ硬度と言われている高級なサファイアガラスが使われています。ドーム型のガラスになっていて横から見たら浮き上がったように見えます。ベゼルよりも浮き上がっているのが特徴的ですね。これも北欧デザインの特徴ではないでしょうか、かっこいいです。

価格と使い勝手

価格は自動巻(AUTOMATIC)の方が高いです。

自動巻(AUTOMATIC)が¥63,600
電池式(AT’SEA) が¥39,800

ですね。

ちなみに個人的にめっちゃカッコいいと思っているALLBLACKシリーズ・・。

1926AUTOMATICALL BLACKはちょっと高く¥65,600です。
1926AT’SEAALL BLACKは¥35,600でなんと安い・・・。

とてもおすすめです。

自動巻きなのでどうしても電池式と比べると高額になってしまいますがそれでも6万円台なので自動巻きダイバーズウォッチと中ではお手頃な部類に入るんじゃないかなと思いますさすがに数十万円も出せないけど何か一本自動巻きの機械式腕時計が欲しいと思っている方にぜひ見ていただきたいなと思います

電池を使って針を動かすクォーツ式のダイバーズウォッチラインナップされていますそちらは機械式よりもお求めやすく39800円にて販売されています

クォーツ式は1秒ごとに秒針がカチッカチッと動くのが特徴ですか機械式は滑らかに優雅に動きます。非常に多くのパーツが使われているので、値段が高くなるのは致し方ないですね。お財布と相談です。

自動巻は電池が入っていないので、リューズをつねるようにしてクルクルまくか、腕を動かした時の動力をパワーとして動く仕組みになっています。動力の持ちは42時間になっているので、二日放っておくと針が停止します。

内側に入っている歯車やゼンマイなどのパーツをまとめてムーブメントと言いますが、自動巻に使われているムーブメントは長野県にあるMIYOTAというメーカーのものを使っています。アバウト・ヴィンテージはムーブメントを外部委託で製造することによってコストを抑えています。

自動巻と電池式、普段の使い勝手や秒針の動きに微妙な違いがあります。このあたりも加味して自分に合った時計を探しましょう。

デザイン性を兼ね備えたダイバーズウォッチ

盤面(ケース)の側面は艶消しのマットの質感で高級感が感じられます。盤面裏は波の絵が描かれています。(この辺りも好みが分かれるかな?)普段使いとしてであれば、とってもおしゃれで使い勝手のよい時計になっていて、もちろんビジネスシーンにも合うと思います。

自動巻、電池式で色違いのモデルもたくさんあるので、自分の趣味嗜好に合ったダイバーズが選べます。普通、ダイバーズってここまで種類が選べないのでこれもアバウト・ヴィンテージならではなのかなと思っています。

また、アバウト・ヴィンテージはベルトを選べるのもポイント。

言わずもがな、ベルトの革が安っぽいと折角の時計が台無しになってしまいます。また金属製のベルトの場合も安いものだと黒ずみや汚れが気になってしまいます。ちなみにAbout Vintageのベルトは3種類の用意があります。高品質のイタリア産本革製、傷に強いステンレススチール、加えて非常に軽く洗濯可能で季節を問わず着けられるサステナブルベルトです。

品質や見た目、バリエーションも豊富なので、種類違いのベルトセットが販売されているほどカスタマイズが可能になっています。これらは工具不要で簡単に交換することができます。これもダイバーズウォッチを購入するときはなかなかない仕様です。公式のページでベルトの付け替えイメージを簡単に確認できるのでチェックしてみてくださいね。

また、アバウト・ヴィンテージが気になっている方はベストセラーの1815もおすすめです!こちらはスーツによく合う落ち着いた時計を求めている方におすすめですよ!

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