北欧デンマーク生まれのアバウト・ヴィンテージの中でかなり人気が高いとされている1844。購入を検討している人も多いと思いますが、実店舗が渋谷にしかなく都内近郊にお住まいの方でないとなかなか行きにくい為WEBで買うのに勇気がいる・・というという方も多いと思います。
今回は実際に1844をみて思った、購入前に知っておくべきポイントについてまとめました。ここは好みが分かれるだろうなぁという点をまとめましたので、逆に言えばここが気にならなかったら個人的には「買いでOK」だと思います。
また、1844は1815と似ていますが、具体的にどこが違うのかも紹介します。
後述していますが、アバウト・ヴィンテージは3万円台の時計の中ではかなりクオリティが高い製品だと思います。そのため、細かい部分は目を瞑ってあげて・・・という気持ちにもなってしまうのですが、買ってから後悔はしたくないと思うので、絞り出してまとめています。細かい部分になってしまっているかもしれませんが、お付き合いください。
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違うのはここだけ!1844と1815を比較
About Vintageさんからはベストセラーの1815モデルが出ており、今回紹介する1844とかなり似ています。
結論から言うと 1844 クロノグラフと1815 クロノグラフの違いはインデックス(時計盤面のデザイン)だけです。1844 クロノグラフはインデックスがラインになっているのに対し、1815はインデックスがドットになっています。
また、1844のホワイトはインデックス含めカラーがシルバー統一なのに対して、1815のホワイトはドット部分がブルーになっています。とことんシンプルでシックな印象がある1844に対し、カラーが採用されていて遊び心を感じられるのが1815ですね。
インデックス以外の仕様は基本的に全て同じとなっています。
そのほかではカラーバリエーションが違います。1844は白と黒の2色展開になっているのに対して、1815は5色展開です。1844はシンプルイズベスト、スッキリしたデザインで格好いいオトコを演出したい人におすすめだと思います。
1844 クロノグラフをみて思ったのは「いらんことしていないな」ということでした。大きさも針も、インデックスも、クロノグラフの部分も全てがシンプルで、かっこいい。唯一いらないかな?と思ったのが盤面左側の 「by Skov Andersen」という文字です。なんで人の名前なんだろう?と思いました。せめてAbout Vintage とかがよかったな〜と。ただ、この部分が空白だとシンプルすぎてデザイン性がなくなりますし、逆に1行だけ(CHRONOGRAPH 18441の文字列だけ)だと物足りない。2行になっていることはOKだと思います。(細かすぎてすみません・・。)
1844を買う前に確認すべき3つのポイント【これがOKなら買い】
ケース(盤面)が厚い
1844は幅: 41MM, 厚み: 11MMとなっています。幅はごく一般的な時計の大きさで、特に違和感はないと思いますが厚みは少々大きめなサイズ感となっています。この厚みは気になる方はいらっしゃるかもしれません。クロノグラフは内部構造が複雑な為、致し方ない部分もありますがガラス部分もドーム型になっている為これも相まって横から見ると厚くなっています。薄めの時計でスマートに見せたい方には好みが分かれるポイントではないでしょうか。11MMと言われてもピンと来ないかもしれませんが、あのAppleWatchのシリーズ6は一番厚い部分で12.7mm(WEBサイトでは10.4となっていますが、内側の丸いセンサーが入っていません。)あるのでそれよりは薄いです。また、ビジネスシーンでもシャツの袖には問題なく収まる厚さです。時計として存在感を楽しみたい方には全く問題ないですが、評価が別れるポイントとして紹介いたしました。
秒針が小さい
とても細かいですが笑
秒針は盤面下のスモールセコンド内にある小さい針です。日常で動くのはこちらの針になります。それでは盤面で一番存在感のある長くて細い針はなんのためにあるのかというと、これはクロノグラフ機能のストップウォッチの針として使われます。なので、この針が動くことを想定している方は結構驚くのではないでしょうか。正直「今○時○分○秒だろう?!」と秒数まで気にする人はいないと思うのですが、WEBサイトだけだとわかりづらく、買った後に後悔しないためにポイントとしてあげました。ちなみに針は薄めです。個人的にはもう少し針に重厚感があるのが好きなのですが、コストを考えると妥当かなと思います。
そこまで認知度が高くない
2014年創業なので、時計のブランドとしては歴史が浅いアボウト・ヴィンテージ。そこまで認知度は高くないので時計でマウントを取りたい方やステータスを得たい方には向いていないでしょう。アバウト・ヴィンテージはコスパよく楽しむ上品でおしゃれなイメージの時計です。時々チラッと見える品の良い時計。付けていて清潔感があり、お金の匂いがしない身近な印象を与えます。その方が自分らしい!という方にはおすすめの時計になっています。アバウト・ヴィンテージは腕時計の生産・配送で排出した125kg分のCO2を、国連認証済の環境保護団体への売上の寄付によりオフセットしており、環境への取り組み意識が高い企業です。このような点を応援したくなる方も多いのではないでしょうか。次の章で説明しますが、アバウト・ヴィンテージ1844は素材がよく品質の高い製品だと言えます。同価格帯の他の製品よりも優れている製品と言えます。このページを読んでいる方はAboutVIntageの時計の良さを知り、唯一無二のおしゃれさやこだわりを気に入って、品質を大事にする方々なのではないでしょうか。そういう方にはもってこいの時計かと思います。
同価格帯の他の時計よりも優れている点
ここまであえて厳しく1844を評価してきましたが、正直優れている点の方が多い気がします。高級時計と比べて不平不満を言うのはフェアではないので、同価格帯の時計と比べてここがいい感じだな~と思う点をまとめました。揚げ足取りのように認知度の話もしましたが、アバウト・ヴィンテージのこだわりをみると今後どんどん伸びていくブランドではないかなと思っています。
サファイヤクリスタルガラス
ガラスには最も高級と言われているサファイアクリスタルガラスが採用されています。ダイヤモンドに次ぐ硬度を持つガラスとも呼ばれていて傷がつきにくいガラスとなっています。反射防止のコーティングもされているので、外出時や照明の下でも反射して時間が見にくいということもありません。
防水性能
ケースの防水性能は5ATM(日常生活用強化防水)となっています。日常生活強化防水は雨に濡れたり水の中にちょっと沈めたりしてしまった場合でもすぐに壊れたりしないレベルの防水です。もちろん洗い物とかする際は極力外した方がいいと思いますが、スペック的には安心できるレベルにあるといっていいと思います。ちなみにケース部分は錆びない316Lステンレススチールが使われているので金属アレルギーの方でも安心して使うことができます。
インデックス
インデックスはとても高級感があります。個人的には黒よりも白のインデックスの方が統一感があって好みです。また同価格帯の時計では1分刻みのインデックス部分は省かれていることが多いのですが、1844は綺麗に一周プリントされています。また12時3時6時9時の部分はドットになっているんです!これがまたオシャレですよね。細部まで妥協しないこだわりを感じます。
ベルト
アバウト・ヴィンテージはベルトの種類が非常に豊富です。高品質のイタリア産本革製、傷に強いステンレススチール、加えて非常に軽く洗濯可能で季節を問わず着けられるサステナブルベルトです。品質や見た目、バリエーションも豊富なので、種類違いのベルトセットが販売されているほどカスタマイズが可能になっています。これらは工具不要で簡単に交換することができます。また、腕時計を1本購入するとお好きなベルトをもう1本選んで無料で手に入れることが可能です。1844の製品ページではベルトの着せ替えができるようになっており、とてもイメージしやすくなっています。自分の好きな盤面とベルトを組み合わせてみると購入前にイメージできてとても楽しいです。
3万円台のクロノグラフは1844で間違いなし
ここまでのクオリティが揃っている1844は非常にコスパがいいと言えます。3万円台のクロノグラフと聞くと、安かろう悪かろうじゃない?大丈夫?と思うかもしれませんが、逆にこのクオリティで3万円ってAbout Vintageさん採算大丈夫ですか・・?と言いたくなるレベルです。
アバウト・ヴィンテージ1844はファッションセンスがあるおしゃれな男性がつけるような時計だと思います。別の記事で女性からの評判の声なども紹介していますので、ぜひご覧ください。3時の位置に日付表示窓もあり、またクロノグラフのストップウォッチ機能も搭載されていて機能性も抜群。ストップウォッチは一番上のプッシュボタンを押すと開始されて、リセットする時は一番下のボタンを押すことによって針がスーッと元の位置に戻ります。気になっている方は購入して損のない素敵な時計だと思いました。